2015年07月07日

vol.24 第19回TOKYOポエケット レポート

レポート遅くなりました。第19回TOKYOポエケット、無事終了いたしました。
雨の中ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
主催者の皆様、参加者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

7月5日は一日じゅう雨。じめじめとして肌寒く、いかにも出かけたくない天候でした。そのためか、例年に比べて人出の少ないポエケットでした。

24TPK01.jpg今回のブースです。
私の新刊『庇』と既刊『外部天井』。橘一洋さんの『債務の整理』と『レモン小路』、以上が詩集。左側に見えるクラフト封筒の一群が、一昨年の「詩のお楽しみ袋」残部半額処分(50円!)。あとはそろそろラストスパートに入りつつある「さすらいのしりとりブック」(右奥)。

あんまり、というか全然詩人仲間もいず、人気もない当店は、人出が少ないぶんだけダイレクトにお客様が少なくなりまして、売上としては微々たるものでしたが、それでも「わ、この人が私の本買ってくれた!」という驚きやうれしさ、訪れてくれた人と詩や詩集について話のできるたのしさなどは、詩人のあつまるポエケットならでは。今年も楽しいひとときをすごしました。

私はこの10年ほどは短歌中心の活動をしていますが、今回は短歌の本を1冊も持って行きませんでした。何回かポエケットに参加して思うに、ポエケットではやっぱり短歌や俳句より詩のほうが人気あります。詩ばっかりの中に一つ二つ、短歌や俳句のブースがあるのも楽しいとは思いますが、私はせっかく詩も書いているし、じつは詩のほうが短歌より前からやっているし、いつも歌人の顔してるけど心おきなく詩人の顔ができるのも楽しいので今回そうしてみました。
動機としてはたいしたものじゃないつもりでしたが、平田真紀が短歌の本を全然持って行かないというのは、世間的にはどうでもいいこととは申せ、けっこうな冒険だったなと後から思っています。
歌人だからって、詩人をやめなきゃいけないわけじゃないんですものね。

24TPK02.jpgそれと、これは前からそうだったのかどうか、あまりチェックできてなくてあれなんですが、今回はブースが「見本誌コーナー」の真横だったのでよく見え、ポエケットの「見本誌コーナー」はガッツリ座り読みができるんだということを知りました!
どうですか!この真剣な座り読みっぷり!常時何人もの方が、座り読みや立ち読み、ザッピング、なぜかご自分好みに並べ替え、などをしてらっしゃいました。文学フリマくらい大規模なイベントだと、見本誌コーナーに椅子を置くのは無理でしょうが(人が多すぎるので通行を阻む椅子は危険)、コンパクトな開催のポエケットではこんなことができるんですね。じっくり本を吟味できますね。

それと、ポエケットでは毎回、朗読のライブがあるんですが、そのときもご来場の方には、そこらへんに余っている椅子を適当に出して、座っていただけます。いちいち比較してあれですが文学フリマでは、各ブースの椅子の数まで事前申告制で、あとから人が増えたから椅子を貸してくれって言ってもだめなんです(しょうがないことですが)。そういうフレキシブルさもポエケットのいいところ。あとは、今回新刊のおまけに美味しいものをおつけしましたが、そうしたことも一切禁止のイベントが多い中、ポエケットではあまりうるさいことを言わないでくれます。これも主催者の目が行き届くくらいの規模で行われているからこそでしょう。

しかし、いつも同じ事を書いている気もしますが、そういうコンパクトな、詩人のサロンのようなポエケットは、一般のお客さんが少なく、いまひとつ風通しがよくない感じがするのも事実です。ポエケットのいいところを上手に活かしながら、出店者はまだまだ面白いことが考えられるはず。本づくり、見せ方、売り方、すべてにおいて。
一人書店ももっと面白くしないといけません。サロンの居心地よさに甘えてばっかりではね。次回はまた何か面白い企画を考えたいと思います。

posted by ひらたまき at 21:43| Comment(0) | ツアーレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月19日

vol.23 鬼子母神通りみちくさ市 レポート

初参加のみちくさ市、快晴の下、無事終了いたしました!
ご来場の皆様、参加者の皆様、主催の皆様、ありがとうございました!

michikusa03.jpgこの写真だとあんまり人が通ってないみたいに見えますが(汗)、開始から終了まで、なかなかのにぎわいでした。
私の出店場所はバス通りからすぐのところで、一人なのであまりブースを離れられないためにこの写真もそのへんから撮ったんですが、この通りのずっとむこうまで「みちくさ市」の会場です。
「みちくさ市」を知ったのは去年の秋頃で、すぐに「おもしろそう!」と思いまして、今年の春の開催時に実際に遊びに来まして、やっぱりとても面白かったので今回申込をしました。人気のイベントで、先着順の申込は数時間ですぐにいっぱいになります。やっぱりね!

一人書店は、文学フリマやポエケットなどの文学系イベントを一応メインの出店先にしていますが、ほんとうはこういう、町のおもしろい人たちが町のなかでやっている、個性的な市が大好きです。大きな公園などでやっている普通のフリマにも、そのうち一人書店を出したいと思っていますが、そういう普通のフリマよりも「おもしろい人、いらっしゃい」みたいな市のほうが、やっぱりお客さんもおもしろい人が来るし、自作の短歌の本を売っているというのもドン引きされずに受け入れてもらえる感じがします。

michikusa02.jpgこちら今回のブース。こぢんまり!
古本は、多くのブースがシートを敷いて平置きにしていましたが、私は麻のラック(左側)に全部つっこんでおしまい。ディスプレイ不得手。でも私は知っている、本気で本を見に来る人は、こういう置き方でも、しゃがんで全部見ていくということを(自分がそうだ)。
思った通り、本気な人が何人も訪れてくださって、お料理本ばかりの私の古本を買って行ってくださいました。思った以上によく売れました!

そして短歌の本のほうは、今回売上ゼロを覚悟してたんですが(いつもその覚悟はしてる)、こちらも買って下さる方がありました、ヒャッホウ!すばらしいです「みちくさ市」!買ってはくださらないまでも、手にとったり、立ち読みしてくださる方もたくさんいらっしゃいました。感涙!
さらにびっくりしたことに、つい2週間ほど前の「文学フリマ東京」で私のブースを訪れ、しかも本をお買い上げくださり、しかも気に入ってくださった方にここで再会しました、2人も!しかもお2人とも出店者でいらっしゃいました。どびっくり。お互いにびっくり。でもうれしい出会い!おもしろいことの周辺をうろうろしていると、こういう楽しいことがあるんですね。

出店者もお客さんも常連さんが多いようで、みなさん一日中、和気あいあい。初参加の私にも親切に接してくださって、初夏の一日、たのしく過ごしました。また出店したいな!でも出店してるとほかのブースをほとんど見に行けないから、ただ遊びにも行きたいなと思いました。
posted by ひらたまき at 08:34| Comment(0) | ツアーレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月05日

vol.22 第20回文学フリマ東京 レポート

第20回文学フリマ東京、終了いたしました。
ご来場下さった皆様、ご参加の皆様、事務局の皆様、ありがとうございました。

BFTKO2015_01.jpg晴れ時々曇りで気温は高め、ゴールデンウィークらしいお天気の一日で、たくさんの方にご来場いただけました!
今回はブースの位置が1階の入り口付近だったのも良かったのか、めあてが他にあるお客さんも、まずはちょっと見るか、という感じで見て下さったり、フリーペーパーを手に取ったりして下さったような気がします。

この東京流通センターという会場は本当に大きくて、文学フリマはここに移ってから、混雑しすぎて阿鼻叫喚みたいな状況がなくなりました。蒲田や秋葉原の時は時間帯によっては押すな押すなみたいな感じで、あれはあれで辛いものがありましたが、あまりに広すぎるとたくさんのお客さんがいらしても閑散として見え、お客さんは広い通路の真ん中を、両側ブースを遠目に見ながら通過してしまってこれじゃチラシも渡せね〜じゃん、前の会場の方が良かったなと思ったりもしていましたが、だんだん我々出店者もお客さんもこの会場に慣れて、webカタログとかのシステムにも慣れて、いい感じに盛り上がれるようになってきたように今回は感じました。
大阪や金沢みたいなコンパクトでワンフロアな会場も、全体が見渡せて、全部のブースを回ることもできて素敵ですが、この東京のマンモス会場もまた、大騒ぎで、カオスで、エネルギッシュでいいもんだと思いました。

BFTKO2015_02.jpg今回、「さすらいのしりとりブック」はお休みでした。いま西荻窪の「ニヒル牛2」で「旅の本展」をやっていまして、そこに設置してあるのです。
しりとりもないし、アイテムは少ないし薄くて小さいし、どうせ飛ぶようにゃ売れないと思ってちょっとしか持って行かないしで、今回は宅急便はおろかカートさえ使わず、中くらいのボストンバッグに全部入っちゃった一人書店の荷物。
お隣のブースが同人誌山積みだったので、ウッ私のブース、山のかげで見えねぇ、谷だよ谷底だよお客さん素通りだよと最初は暗い気持ちになりましたがどうしてどうして、お客さんはこの谷底をさらうように本を手に取り吟味してそしてお買い上げくださいました!
あのね一人書店TOUR、5年目ですけどね、今回が一番売れました。心底嬉しい。
そして新刊『キスキス』だけでなく、一人書店TOURの第一回目(2011年)に発行した裏紙短歌本『する、しない、する』がここへきてまた、じわじわ部数を伸ばしているのが嬉しい。前回「この本を買いに来た」といってブースに来て下さったお客さんがあり、そのときは持参していなくて心苦しかったのですが、今回再訪いただき、お手にとってもらうことができたのも嬉しい。発行から年数がたっているので、増刷も中断していたのですが、もう手許に在庫ほとんどないのでまた刷ります。

それから今回初めて、橘一洋さんの詩集を見本誌コーナーに置きました。これが効果てきめん。見本誌をみて気に入ってブースを訪れて下さった方が何人もあり、お買い上げもいただきました!10年前の本でも、いいものはいいのであって、文学フリマのお客さんは、やっぱりわかってるなと嬉しくなりました。

ありがとうございました。楽しんで下さる皆様に支えられて、一人書店は続いていきます。

posted by ひらたまき at 10:05| Comment(0) | ツアーレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする