2016年09月21日

vol.28 発泡屋台in「開発好明 中2病展」レポート

作品in作品in作品!

9月18日の発泡屋台in「開発好明 中2病展」、無事終了いたしました!
皆様本当にどうもありがとうございました。

happou03.jpg市原湖畔美術館は、ほんとに湖畔に建っている、すてきな美術館です。この高滝湖畔というのは非常に交通が不便です。わが家のある東京都と、高滝湖のある千葉県は隣どうしですが、わが家からここまで片道3時間以上かかります。もうちょっとかかるようだと、諦めて泊まりがけにするのですが、3時間強というのは諦めきれない絶妙ライン。今回、出店そのものよりも、行き帰りで消耗。だけど本当に、心の底から、行ってよかった、参加してよかった発泡屋台!

happou01.jpgどうですか!
このすてきな発泡屋台!!!

発泡屋台とはアーティスト開発好明さんの作品です。
ご覧の通り、電気製品等の梱包に使われた発泡スチロールを組み合わせて作ってあります。こういう発泡スチロールのパーツは、いろんな製品の「それ専用」のパーツですよね。他の物には形も大きさも合わない。だから梱包を解いたら用済みになって、他のことに使うことができませんよね。開発好明さんはこういう発泡スチロールのパーツを形のまま使って、いろんな作品を作られています。屋台よりもっと大きな「発泡苑」という茶室(!)もあります。

この写真には一人書店しか映っていませんが、この日は私も入れて5人の出店者が、5つの屋台を美術館のエントランスホールに出しました。(天気が良ければ芝生の広場に出せたのですが、時々小雨のぱらつく天候だったために、半屋内のエントランスでの出店でした。)一人書店以外の出店者はそれぞれ、新聞紙クラフト、手描きのTシャツや手ぬぐい、苔玉、ドローイングのお店を出していました。みなさん面白い方ばっかりでした。
朝、出店者は集合後、みんなで屋台を組み立てました。前面、背面、側面、天井のそれぞれのパーツのつなぎ目は、竹串を刺して繋いでいます。すごいですよ竹串。適当にぶっ刺すだけで見事に固定。解体も簡単。串も再利用可能。かっこいいぜ竹串。

happou02.jpgどうですか、このすてきな発(しつこいか)

この屋台の中に入って一人書店をやっていますと、「自分は今、作品となってここに展示されているんだな」という感覚がありました。それは不思議な初めての感覚でした。
発泡屋台は開発好明さんの作品ですが、平田真紀一人書店は平田真紀の作品です。そこに並べてある本ももちろん平田真紀の作品です。つまり作品in作品in作品です。入れ子です。ドグラ・マグラです(そうか…?)。すごくないですかコレ。

えっと、売上は、ゼロでした。えっへん←いばるな。
でもたくさんのお客さんが見ていってくれました。そして、「さすらいのしりとりブック」は子供にも大人にも大人気でした。記念品のシールが全部なくなってしまう繁盛ぶり。楽しいなあ、しりとり!
売上ゼロは久しぶりでしたが、こんなに楽しいゼロは初めてです。
美術展で、アーティストの作品の一部になるという得がたい経験だけでも宝物だし、開発好明さんともお喋りできたし、出店者のみなさんやお客さんとの交流を、発泡スチロールの穴から穴へ吹き抜ける風を感じながら楽しんだ、湖畔の一日。
「中2病展」はお笑いとかシャレとかノリとか、そんな軽い物腰で実は「お前、どうなんだよ。お前はお前を生きる覚悟あんのか?」っていうようなヘビーな球を投げてくる、見応えたっぷりな、面白い美術展だったのですが、ここに一人書店がほんのちょっとでも絡めたことはとても大きなことでした。
面白い、っていうのは命がけなのです。この一日は一人書店店主に、そのことをガツンと思い出させてくれました。

やりますよ、これからも!!!!

「発泡屋台のひみつ」という動画を3本撮ったのですが、ファイルサイズが大きすぎてここにアップできませんでした。動画のダウンサイジングの方法も、別規格への変換方法も何も知らない昭和生まれの店主です。どうにかできた暁にはあらためてアップします。



posted by ひらたまき at 00:08| Comment(0) | ツアーレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

vol.28 発泡屋台の追加情報です

9月18日の「発泡屋台」の開催時間が決まりました!
雨天の場合の場所も変更になったので、もう一度基本情報を記載します(前記事も修正済みです)。

一人書店TOUR vol.28
発泡屋台in「開発好明 中2病展」


2016年9月18日(日)
11:00頃〜15:00頃


市原湖畔美術館 屋外芝生広場(千葉県市原市原市不入75-1)
■アクセスについて詳しくは、美術館公式サイト等でご確認を。
★雨天の場合はエントランスホールにて開催

<料金について>
発泡屋台は「開発好明 中2病展」(7/16〜9/19)のイベントの一つですが、本展は屋外部分は無料のため、発泡屋台だけでしたら無料でごらんいただけます。
美術館内の展示は一般600円/学生・シニア500円です。
雨天の場合は屋内開催なので上記の料金がかかることになります(多分)。ご注意ください。
しかし600円なんて激安だぜと思うこと請け合いな面白い企画展です。晴天でもぜひ屋内部分も見ていってください。

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一人書店店主はモバイル機器をガラケーしか持っていません。
twitterをやっていても、いわゆる「○○なう」という即時情報は提供できません。当日の状況がタイムラインに流れていなくても、ご心配には及びません、というか即時情報とか流せなくてすいませんがご了承くださいませ。

それと、持参する本のラインナップですが、
・お風呂場の壁に石けんで短歌書いちゃうアレ
・前からも後ろからも開ける若干エロいアレ
・これでもか、というほどキスまみれなアレ
のほかに、
・全部裏紙で作っちゃったクレイジーなアレ
も持って行きます。
・一人書店vol.1〜vol.12の手書きルポルタージュ
も、こちらは閲覧用ONLYですが持って行きます。美術館の館内・お庭に限り、持ち出しOK!お好きなところでくつろぎながらお読みいただけます。あ、お庭にあるピザレストランでピザ食べながら読んでくださってもいいですよ!

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posted by ひらたまき at 08:27| Comment(0) | ツアー実施情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月11日

vol.28 発泡屋台in「開発好明 中2病展」

ツアーロゴ01.jpg


一人書店TOUR vol.28
発泡屋台in「開発好明 中2病展」


2016年9月18日(日)
11:00頃〜15:00頃

※前日または当日に一人書店TOUR公式サイト又は私までお問い合わせ下さい
市原湖畔美術館 屋外芝生広場(千葉県市原市原市不入75-1)
■小湊鉄道「高滝駅」下車 徒歩20分orレンタサイクル10分orタクシー3分
坂です。丘ひとつ越えます。駅前にタクシーいるか微妙。レンタサイクル屋ってどこにあるのかな、小湊鐵道も本数超少ない
■東京駅から高速バス「東京ー茂原線」で「市原鶴舞バスターミナル」下車、タクシー5分
しかし本数少なく使い勝手いまいちか
■アクセスについて詳しくは、美術館公式サイト等でご確認を。
◆駐車場あります。

★雨天の場合はエントランスホールにて開催

<料金について>
発泡屋台は「開発好明 中2病展」(7/16〜9/19)のイベントの一つですが、本展は屋外部分は無料のため、発泡屋台だけでしたら無料でごらんいただけます。
美術館内の展示は一般600円/学生・シニア500円です。
雨天の場合は屋内開催なので上記の料金がかかることになります(多分)。ご注意ください。
しかし600円なんて激安だぜと思うこと請け合いな面白い企画展です。晴天でもぜひ屋内部分も見ていってください。

美術家・開発好明さんのもっすご面白い展覧会「開発好明 中2病展」。
中2病という言葉はあんまりいい意味で使われませんよね。この言葉が流行りだして、もうずいぶんたちますが、私はいまいち、ピンときていませんでした。
しかしこの企画展を見に行って、なるほどそうかと腑に落ちると同時に、あ〜、つまり私もこれだったか、でもこれが中2病なら恥じることはないな、この「いいのかよお前それで」と自分にツッコミたくなる感じも含めて、これからもこういう感じで生きなきゃっていうか生きるんだろうな私は、と大いに共感いたしまして、この大いに共感とか「私もこれ」とかすぐ思うところもまさしくナ、などとニヤニヤせずにはいられないのです。こちらの記事がよくわかるのでぜひご参考に。

そんな当一人書店にぴったりのイベント、「発泡屋台」に参加が決定!
発泡スチロールで作られた屋台(これも開発さんの作品)で一人書店が開店しますよ!
申し込んだら、審査もなく、すぐオッケー。
もう1週間前だというのに、時間が未確定、それどころか、集合時間とか諸注意とか、何も知らされません。
いろんなイベントに出店していますが、群を抜くゆるさ。
でも不安になってなんか、いませんよ!
面白くなるに決まっているから。

交通不便な会場だけど、ちょうどシルバーウィークですし、市原までいらっしゃいませな皆様!
すごく面白いですよ!
電車の時間とかよく調べて来てね!
開催時間は確定次第、当サイトとtwitterに上げます。よろしくどうぞ!

あ、持って行く本は、当一人書店の近刊の中から中2病っぽいものを厳選します。
・お風呂場の壁に石けんで短歌書いちゃうアレ
・前からも後ろからも開ける若干エロいアレ
・これでもか、というほどキスまみれなアレ
などなどで〜す。


posted by ひらたまき at 13:17| Comment(0) | ツアー実施情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする